楽園王35周年

 

1991年に田端die-pratzeにて旗揚げをした楽園王も、来年、2026年には劇団創立35周年を迎えます。社会経済が様々な意味で傾き、価値観も揺らぎ、文化芸術への影響も免れない中で、楽園王としては記念すべきこの年に特別な公演を行って、続き続いてゆく路傍に花を添えられれば、と考えています。

楽園王を観たら、ああ楽園王は楽園王だった、って思うような作品を発表して行きます。
その一点で、強烈に自信があることが楽園王の強みです。
もうなんだか分からないけど楽園王的に面白いと思います。そんな自己基準で、最高に面白いものを手掛けて行きます。
どうぞご期待下さい。その期待、受け止めます。
 


 
1月に楽園王35周年イヤー第1弾として、新作『鳫作・銀河鉄道の夜』を下北沢駅前劇場にて上演します。出演者を募集、と言いますか、楽園王にゆかりがある方々に出演をお願いしたく、とにかく風呂敷を広げる意味で文章を書きました。

 
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現在、8月の仙台公演を終えたタイミングでこれを書いています。10月にはその凱旋公演もあり、これから稽古する新作短編もあるのでなかなか忙しいですが、今一番の懸念事項は、
その先、1月に楽園王35周年イヤーの第1弾公演を行わなくってはならないと、意外と急ピッチにその時期になってしまった、その公演のことです。
作品は、新作の、『鳫作・銀河鉄道の夜』という作品。ご存じの方はご存じのように楽園王には『銀河鉄道の夜』という上演作品がすでにあり、代表作の認識もあり、再演もしていて、また、変な言い方ですが十分にその作品が「贋作めいている」との認識もあるのですが、

ある日、『死を描く』と仮題して書き始めた戯曲が、あっという間に、このまんまだと銀河鉄道になってしまうな、ってなり、そのように書き進んでしまい、仕方なく『鳫作』と付けて、今回の上演作品としました。まだ清書はしていませんが、半分くらい出来ています。ジョバンニやカンパネルラが中心の話ではありません。今のところカンパネルラが出て来てないので、出てこないままかも知れません。

『鳫作』は『鳫』の字です。雁垂れの中のガンは、雁でも贋でもなく鳫。中に鳥が一羽います。

と、話せるなしとしては、こんな感じのまま、仲間に向けて出演如何ですか?の連絡をしたいと思います。
 
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会場は、35周年のスタートということで、奮発して?、下北沢駅前劇場です。25周年の『物語』に続いて10年ぶり、2回目の駅前です。実は、オイスケールの舞監やスタッフとして頻繁に駅前に行く中で、ああ、こういう舞台の使い方なら自分の芝としてもいいなぁ、というものがあり、その舞台プランでどうしても公演がしたく、駅前での公演がしたい、となったという経緯があります。執筆している新作も、その舞台に合いそう。
で、劇場からの提案を受け入れる形で、公演時期が、びっくりの1月7日(水)に劇場入り。七草粥を食べてる暇もありません。~11日(日)が千秋楽で、仕込み2日間、本番3日間の予定(現時点)です。もっと遅い時期にしたかったのだけど仕方ない。
現在、これから書き進む中で話がどうなるか、必要な出演の人数や男女比などまだ不明なのですが、いつものように出演が誰々だから、というアプローチからも執筆していきたいので、ということも計算に入れてのこの文章です。
それと、出演に関してのギャランティの話ですが、最近のこれまでの公演と基本的には同じです。固定ギャラは1万円のみで、16枚目からのチケットバックが1000円ずつです。正直、駅前のキャパは現在の楽園王には大きい。経済的な不安はあって、すみませんが、この部分での奮発はできませんでした。ただ、お客様を呼んでいただいてカンパニーと出演者がウィン×ウィンの関係で、お互いが共に経済的な成功への導きたいので、すみません、何卒どうぞよろしくお願いいたします。
あらためまして、どうぞよろしくお願いいたします。楽園王35周年イヤー、普通に、通常営業で盛り上げていきたいので、ご協力お願いいたします。2026年の1年の間に、幾つか印象的な大切な公演をして行きたいです。まだまだ続くカンパニーの未来に、まだまだ重要な一打をここでも打ちたいです。この公演に限らず、今後ともどうぞよろしくお願いします。必死に頑張ります。長堀博士

 
 
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