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r a k u e n o h

 
 
 
 

scince 1991
Theater Company in TOKYO

  楽園王

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
台風が、近づいていた。
台風が近づいていた。
空はうねる雲におおわれ/風は、
か、ぜ、は、
風景をとばした。
どんな絵画もこの造形には敵わないだろう。
胸躍り/見上げた上空に未知の、美術館を想像した。
なぜ、だろうか?
このワクワクは説明ができない/前の、
台風では恐ろしい思いもしたし/怪我をした、
知り合いまでいるというのに。
風に、
か、ぜ、に、
叩かれながら自分を湧き立たせる何かに思いを、
巡らす。
そうだ。
きっとそうだ/これは、自分の人生なんだ。
この圧倒的な力に身を任せること/時に、
戦いに挑むこと。
負けること/逃げること/勝ったと、
思い込むことすべて、あの雲の造形も風も色彩も/これは、
まさに自分の人生そのものなんだ/台風が、
近づいていた。
自分にとっての、自分という名前の台風が近づいていた。
今! 目の前!

 

最新の活動

  
  8月楽園王の初の仙台公演と、10月東京での凱旋公演について、こちらにUPいたします。昨年に初代茨城劇王になったことから、この公演につながりました。どうぞよろしくお願いいたします。
in仙台■8月23日(土)+24日(日)@QuarterStudio
in東京■10月8日(水)-12日(日)@GalleryRIPP

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 楽園王35周年について、少し書きました。2026年、まだまだ先ですが、このページに情報を更新していければ、と思います。 
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  毎月4日と6日に、劇団の枠を越えた稽古の為の稽古の場として、青学第18期のワークショップデザイナーを履修した長堀博士がファシリテーターを務めて「通常稽古46」を開催しています。
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楽園王とは?

 

RAKUENOH

ようこそ、楽園王のホームページへ。

Welcome to RAKUENOH

楽園王は、1991年に劇作家の長堀博士が自作を自身の手で上演するためにスタート。「エッシャーの絵の中に紛れ込んだよう」と評される作風が評価されてきた。その後10年を経て、劇団としては古典戯曲や文学作品も上演するようになり、「利賀演出家コンクール」での注目から、長堀博士も演出家としての側面が強くなった。「戯曲=詩」の考えから、独特の、音楽的な台詞運びの不思議な雰囲気の舞台を上演している。活動は、都内での公演が主流だが、地方のフェスへの参加など積極的に行い、これまで30年以上、日本の舞台演劇の世界の第一線で活躍している。